ちびろずるーむ
8日目。朝エラルゲンから、アウトバーンをベンツに乗って、 最後の観光地・ミュンヘンに向かいました。 車窓からの風景は、とても美しくて楽しくて。 小さな町が見えると城壁やら中心に教会やらがありました。 ミュンヘンはバイエルン最大の都市で、その昔は、 南ドイツで繁栄した宮廷文化の中心地でもありました。 ランチ後、市内半日観光に出かけました。まず、新市庁舎。 ここには、ドイツ最大の仕掛け時計があります。 写真がないのが残念ですが、この仕掛け時計の動いている 人形達は、等身大だそうで、とても驚きました。 バイエルン王家の末裔が今も生活をしているという、 ニンフェンブルク宮殿。バイエルン国王の夏の離宮でした。 1663年に建造され、ドイツでも有数の見事なバロック建築で、 ここは第二次大戦でも被害を受けなかったので 荘厳な建築美を今に伝えています。この城の意味は 「妖精の城」だそうです。今はいろいろな博物館があります。 宮殿内部は、ロココ様式の装飾と天井のフレスコ画が豪華絢爛です。 これは、大広間天井のフレスコ画ですが、右も左も上も下も とても豪華過ぎて酔ってしまい、すっかりくたびれてしまいました。 私はどっちかというと、要塞好きです。 宮殿から広大な庭に続く階段に居た獅子像。この後、 ヨーロッパの近代絵画を展示する、ノイエ・ピナコテークに行き、 ゴッホの「ひまわり」、クリムトの「マルガレーテの肖像」、 モネの「睡蓮」、ゴーギャンの「キリスト降誕」などの名画鑑賞。 ここで初めてヨーロッパの美術館では、フラッシュ無しなら 写真を撮っても良いことを教えてもらいました。嬉しかったです。 このドイツ最後の晩は、フリーでした。添乗員さんから、 「みんなでビアホールに行きましょう」と、お誘いして下さったのですが、 お酒が飲めない私は、疲れもあり、あまり気乗りがしなくて、 友達が風邪気味というのを理由にして、お断りをしました。 ホテル近くを歩いていると、行列しているイタリアンレストランを 見つけて、並びました。ドイツ人の若者2人と相席になり、 ドイツ語のメニューにチンプンカンプンの私達に、簡単な英語で いろいろ説明してくれて、嬉しかったです。 とても美味だったです。 確かパスタを食べた記憶があります。他のテーブルでは、 大量のムール貝の蒸したのを食べている人が、多かったです。 この日は、最高8℃、最低0℃という寒さで、晩には雪が 降り出しました。10月初旬で雪という事実には、たまげました。 翌朝、またホテル近辺を散歩したように、思います。 その後、ミュンヘンからフランクフルトまで、飛行機で向かいました。 そしてルフトハンザ航空機の夕方の便で、行きと同じく香港経由で 日本に帰りました。疲れてぐっすりだったような・・・ このたびのドイツは、特に帰国する頃、思った以上に寒かったので、 カシミヤのセーターで帰国したのですが、まず香港の空港に降りたときに、 かなりの暑さに参ってしまい、また関空に戻ると、もう1ランク暑くて、 当然ながら、セーターなんか誰も、着てませんでした。 汗をかきながら、旅の終わりを感じました。 これが私の最初のヨーロッパ、旧・西ドイツの旅です。 どうもありがとうございました。 10月6日へ戻る